溝渠(こうきょ)とは、主に給排水を目的として造られる水路のうち小規模な溝状のものの総称である。 そのうち公共用水域にあるものは「公共溝渠」(こうきょうこうきょ)と呼ばれる。
その状態等により、開渠(かいきょ)・明渠(めいきょ)、暗渠(あんきょ)、側溝(そっこう)などと呼ばれ区別される。また開渠と暗渠を総称して管渠(かんきょ)と呼ばれる場合もある。
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溝渠開削の歴史は、紀元前31世紀頃のインダス文明まで遡る。現在のパキスタンおよびインド北部に築かれた都市文明の中では、主要な都市の全ての住宅に、上下水の設備が用意されていたと推定されている。主要な通りの下に暗渠(下水道)が築かれ、各家からの排水はその暗渠を経由して市外へ排出される仕組みになっていた。
日本での溝渠開削は、縄文時代晩期に中国大陸・朝鮮半島から稲作技術とともに伝えられた農業用水路が起源であると推定されている。この頃に築かれるようになった環濠集落跡から、農業用水路として使われていたと推定される水路跡が見つかっている。